ハウスクリーニングといえば、普段はなかなか掃除しない場所、あるいは掃除してもきれいにしにくい場所を依頼することがほとんどです。
ただ、普段自分でも掃除することが多いフローリングをハウスクリーニングに依頼するかどうか、迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、フローリングはハウスクリーニングに依頼するべきなのか、その作業内容や気になる料金について解説します。
フローリングの掃除はハウスクリーニングに依頼すべき?
フローリングの掃除はハウスクリーニングに依頼すべきなのでしょうか。
確実に言えることは、次のようなタイプの方にとっては依頼することをおすすめします。
・子育て世帯
・ペットを飼育している家庭
・フローリングが古くなっている
これらのケースについて解説します。
子育て世帯にハウスクリーニングをおすすめする理由
子育て世帯にハウスクリーニングをおすすめする理由として、汚れやすく、掃除の頻度がそこまで多くないケースも多いからです。
子どもがいると、どうしてもフローリングは汚れます。
たとえば、子どもの落書きや食べ物汚れ、小中学校になった子どもがいても汚れた部活のユニフォームや泥のついた道具を床置きするなど、汚れの原因が絶えません。
このような状態であれば、ハウスクリーニングを利用して徹底的にクリーニングするのがおすすめです。
ペットを飼育している家庭もおすすめ
ペットを飼育している家庭もハウスクリーニングでフローリング掃除をしてもらうのがおすすめです。
ハウスクリーニングでは、消臭や除菌等、一歩進んだ清掃をしてくれます。
ペットをいくらきれいに飼っていてもフローリングが汚れたり、ペットの爪などでワックスがはがれてしまったりといったことは珍しくありません。
そういった家庭の方がハウスクリーニングを依頼することで、フローリングの状態を回復させて、清潔な状態に戻せるでしょう。
フローリングが古くなっている方もハウスクリーニングを
フローリングも長年利用していると徐々に劣化します。
こまめにメンテナンスをしていれば、味わい深いフローリング床になりますが、定期的にワックスがけなどをしていないと、徐々にワックスがはがれてきたり、色褪せたりします。
そういったフローリングの状態を回復させるといった意味で、ハウスクリーニングでしっかり清掃してもらうのがおすすめです。
可能であればほぼすべての方におすすめ
ハウスクリーニングといえば、水まわりや窓掃除などのイメージがあります。
しかし、ハウスクリーニングのフローリング掃除は自分で行うものと異なります。
そういった意味で、ほぼすべての方におすすめです。
そのようなハウスクリーニングのフローリング掃除について、次の項目ではその内容を解説しましょう。
ハウスクリーニングのフローリング掃除はどのように行われる?
ハウスクリーニングのフローリング掃除は非常に本格的で、次のような流れで行われます。
1・家具を移動させる
2・専用洗剤での清掃
3・ワックス塗布
4・乾燥と家具の移動
これらについて解説しましょう。
家具を移動させる
最初にフローリング掃除の邪魔となる家具を移動させます。
ソファーやテーブル等の家具を別の場所に移して、洗剤やワックスが付着すると問題になりそうな場所を養生と言って、カバーする作業を行います。
家具を汚さないようにしっかりカバーしてくれるのがポイントです。
専用洗剤での洗浄
専用洗剤を使用して、しつこい汚れに対してもきちんと汚れを浮かせて取れるのが特徴です。
素材を傷めずに洗浄してくれるので、プロの技で丁寧に仕上げてくれるのがポイントです。
ワックス塗布
洗浄が行われたら十分乾燥させて、ワックスを塗布します。
単に上塗りするのではなく、一度洗浄時にワックスをしっかり剥がしてから行うので、塗むらや色むらなどが生じにくいのもポイントです。
ワックスを塗り直すことで、より水や汚れに強くなるだけでなく、傷も付きにくくなるのがメリットです。
乾燥と家具の移動
ワックスは通常乾燥させるのにかなり時間がかかります。
しかし、ハウスクリーニングのフローリング掃除では、専用の乾燥機を用意して送風によってワックスをスピーディに乾燥させます。
それによってワックスが仕上がり、乾いた時点で家具をもとに戻して完成です。
フローリング掃除の注意点は?
ハウスクリーニングのフローリング掃除は、基本的に仕上がりを始め、メリットが多くあります。
しかし、注意点として傷を直せないといった点が挙げられます。
キレイに仕上げてくれるものの、フローリングがはがれてしまったり、傷が大きい場所については修理ができません。
言い換えればその点だけ注意するだけで、便利なサービスといえます。
気になるフローリング掃除の料金は?
気になるフローリング掃除の料金は、目安として1帖(1.62平方メートル)あたり約4,000円程度です。
たとえば、広めのリビングで20帖程度であれば、約8万円かかります。
一見、高額に感じられますが、一度利用すればビフォーアフターで大きく異なる仕上がりです。
もちろん、それよりもコンパクトなリビングであれば、それに比例して安くなったり、ある程度の広さだとパック料金になっていたりします。
そのためあくまで目安ということで、詳細を知りたい場合はハウスクリーニングに問い合わせをしてみましょう。
安くしたい場合は相見積もりを取るのもおすすめ
フローリング掃除は一人でできないため、ある程度見積もりをしてから実施することがほとんどです。
そのため、見積もりだけをもらってほかのハウスクリーニングと比較する相見積もりをするのもおすすめです。
まとめ
フローリングもハウスクリーニングに依頼することで、高い品質の清掃を受けられるなど多くのメリットがあります。
ワックスやコーティングなどをしてくれるだけでなく、床に付いたしつこい汚れや床材の劣化部分のケアなどをしてくれます。
確かに剥離などの破損について対応できないケースは多いものの、それでも自分で掃除をするよりは満足のいく仕上がりになるでしょう。
もし、フローリングの汚れや色褪せ、ワックスをしてもらいたいといった希望があれば、ハウスクリーニングに依頼するのもおすすめです。